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私は長年、個人事業主として奮闘してきましたが、ビジネスの転機となったのは、ある異業種交流会との出会いでした。その名も「絆餐会」。紹介制を採用しているこの会との出会いは、私のビジネス人生を大きく変えることになりました。

最初は正直、懐疑的でした。世の中には数多くの異業種交流会があり、名刺交換だけで終わってしまうような表面的な付き合いがほとんど。しかし、絆餐会は違いました。紹介制という特徴が、参加者の質を自然と高めていたのです。

ある日の親睦会での出来事は、今でも鮮明に覚えています。10名ほどの少人数制で行われた会で、製造業を営む社長さんと隣り合わせになりました。普段なら得られないような深い話ができ、その後のビジネスパートナーシップにつながったのです。このような出会いは、大規模な交流会では決して得られなかったでしょう。

絆餐会の特徴的なところは、会報誌「CAN」の存在です。毎月発行されるこの冊子には、会員企業の詳細な情報や成功事例が掲載されています。私はこの会報誌を通じて、様々な業界の最新動向や、他社の経営戦略を学ぶことができました。単なる情報誌ではなく、ビジネスのヒントの宝庫なのです。

特に印象的だったのは、あるIT企業と食品メーカーのコラボレーション事例。会報誌で紹介された両社の出会いは、まさに絆餐会での親睦会がきっかけでした。普段は接点のない業種同士が、信頼関係を基盤に新しいビジネスを創出した好例です。

紹介制のメリットは、信頼の連鎖にあります。既存会員からの紹介は、その人物の人格や事業に対する一定の保証となります。これにより、初対面でも深い信頼関係を築きやすい環境が自然と整っているのです。

親睦会は、ビジネスだけでなく、人としての成長も促してくれます。少人数制だからこそ、参加者一人一人と真摯な対話が可能です。他業種の経営者との率直な意見交換は、自社の課題解決のヒントになることも多々あります。

私の場合、ある親睦会で出会った広告代理店の社長さんのアドバイスが、自社のマーケティング戦略を大きく改善させるきっかけとなりました。このような価値ある出会いは、信頼関係を重視する絆餐会だからこそ可能だったと感じています。

会報誌CANは、単なる情報発信の場ではありません。会員同士の絆を深める重要なツールとして機能しています。毎月の特集では、会員企業の詳細な分析や、成功に至るまでの苦労話なども掲載。これらの情報は、自社の経営にも大いに参考になります。

異業種交流会の中には、大規模で派手なものも多くありますが、真の価値は参加者間の信頼関係にあります。絆餐会は、その名の通り、「絆」を大切にする会です。紹介制により、志を同じくする経営者が自然と集まってくる仕組みが確立されています。

親睦会での何気ない会話から、新しいビジネスアイデアが生まれることも少なくありません。私自身、製造業の方との会話から、自社サービスの新たな展開方法を見出すことができました。このような化学反応は、信頼関係があってこそ生まれるものです。

絆餐会の素晴らしさは、時間とともに実感が深まっていきます。定期的な親睦会への参加、会報誌での情報共有、そして何より、同じ志を持つ経営者との出会いが、ビジネスの可能性を広げてくれるのです。

私の経験から言えることは、ビジネスの成功には「正しい出会い」が不可欠だということです。絆餐会は、その「正しい出会い」を提供してくれる場として、非常に重要な役割を果たしています。

会報誌CANを通じて知る他社の成功事例は、具体的で実践的です。同じ中小企業経営者として、共感できる内容が多く、すぐに自社の経営に活かせる情報が満載です。これも、会員同士の信頼関係があってこそ可能な情報共有です。

最後に強調したいのは、絆餐会が単なるビジネスマッチングの場ではないということです。真摯な対話を通じて築かれる信頼関係こそが、この会の真髄です。その信頼関係が、持続可能なビジネスパートナーシップを生み出す土台となっているのです。

異業種交流会は数多くありますが、絆餐会のような深い信頼関係を築ける場は稀少です。紹介制という特徴が、会の質を高め、真剣にビジネスを考える経営者が集まる場を創出しています。これから事業拡大を目指す経営者の皆様には、ぜひ一度、この独特な雰囲気を体験していただきたいと思います。