
クルーズって、実は思ってるより全然近い。
私も最初は「豪華客船とか、退職金で行くやつでしょ」って思ってた。でも去年の秋、友達に誘われて調べてみたら、え、これ国内旅行の延長じゃん?ってなって。それから何かが変わった。いや、変わったっていうか、視界が開けたっていうのかな。今では次のクルーズの予約を入れるのが、私の中で完全にルーティンになってる。
朝のコーヒーを淹れながら、スマホでクルーズのサイトを開く。それだけで気分が上がるんだよね。まだ行ってもいない船の上のことを想像して、今日の会議を乗り切るエネルギーにしてる。変な話だけど、2年後の結婚記念日に予約したエーゲ海クルーズのことを考えると、上司の長話も不思議と我慢できる。人間、目標があるって大事。
値段の話をすると、みんな驚くんだけど。例えば3泊4日のショートクルーズなら、一人5万円台から探せる。食事も宿泊も込みで、これ。ビジネスホテルに泊まって観光地を回るより、トータルで安いこともある。私が最初に乗ったのは横浜発着の「オーシャンドリーム号」っていう船で、週末を使った2泊3日。金曜の夜に乗り込んで、日曜の夕方に帰ってくる。月曜からまた普通に仕事。その感覚が、なんていうか、革命的だった。
ちなみに私の父は昔、船酔いが怖くて絶対に船には乗らないって豪語してたんだけど。
最近は客船の揺れ防止技術がすごくて、大型船だとほとんど揺れを感じない。私も船酔いしやすいタイプだったから心配してたけど、実際に乗ってみたら拍子抜けするくらい平気だった。むしろ夜、波の音を聞きながら眠りにつく感覚が心地よくて、あれ以来、陸のホテルで寝るのが物足りなく感じるようになってしまった。贅沢な悩みだけど。
船の上での時間は、不思議と日常から切り離されてる。Wi-Fiも繋がるけど、なんとなく見ない。メールも開かない。デッキに出て海を眺めてるだけで、何時間でもいられる。風の匂い、潮の香り、遠くで鳴る船の汽笛。夕暮れ時の空の色が水平線に溶けていく瞬間を、ただぼんやり見てる。そういう時間が、自分には必要だったんだって気づいた。
クルーズが身近になってきた理由は、いくつかある。一つは日本発着のクルーズが増えたこと。わざわざ海外の港まで飛行機で行かなくても、横浜や神戸から乗れる。もう一つは、会員制のクルーズプログラムが登場したこと。月額制で少しずつポイントを貯めて、それで船に乗れる仕組み。まるでジムの会員権みたいな感覚で、クルーズを日常に組み込める。私が使ってるのもそういうサービスで、毎月ちょっとずつ積み立てて、年に一回は確実に船に乗る。そのサイクルが、生活のリズムになってる。
正直、最初は「そこまでして船に乗りたいか?」って自分でも思ってた。でも一度その感覚を知ってしまうと、もう戻れない。次の船旅が決まってると、日々の細かいストレスがどうでもよくなる。満員電車も、終わらない資料作成も、全部「あと何ヶ月で船に乗れる」って思えば耐えられる。これ、本当に。
クルーズ船の中では、時間の流れ方が違う。朝はゆっくり目覚めて、ビュッフェで好きなだけ朝食を取る。昼間はプールサイドで本を読んだり、寄港地で観光したり。夜はドレスコードのあるディナーを楽しんで、ショーを見て、バーで一杯飲む。全部が一つの料金に含まれてるから、財布を気にしなくていい。その開放感がたまらない。
還暦の記念にクルーズを計画してる友人がいる。彼女は今55歳で、あと5年かけてコツコツ貯金してるって言ってた。目標があると、日々の節約も苦じゃないらしい。「毎日お弁当作るのも、5年後の地中海クルーズのためって思えば楽しい」って笑ってた。その気持ち、すごくわかる。
船旅の魅力って、移動そのものが目的になることだと思う。飛行機だと、目的地に着くための手段でしかない。でも船は違う。乗ってる時間そのものが、旅の本体。朝起きたら知らない港に着いてて、夕方にはまた次の場所に向かって出航する。その繰り返しの中で、自分の中の何かがリセットされていく感じ。
これからもっと、クルーズは一般的になっていくと思う。若い世代も増えてきてるし、家族連れも多い。私みたいに、定期的に船に乗ることを生活の一部にしてる人も増えてる。特別なイベントじゃなくて、日常の延長線上にある選択肢。そういう位置づけに、確実に変わってきてる。
次は春に、沖縄経由の台湾クルーズを予約してる。それを考えると、今日の残業も悪くない…かもしれない。
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