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私が異業種交流会「絆餐会」に初めて参加したのは、3年前のことでした。当時、個人事業主として奮闘していた私は、新たなビジネスチャンスを求めていましたが、大規模な交流会では表面的な名刺交換で終わってしまうことに物足りなさを感じていました。

そんな時、長年の取引先から「絆餐会」を紹介されました。「紹介制」という言葉に最初は少し身構えましたが、これが私のビジネス人生を大きく変える転機となったのです。

絆餐会の特徴は、既存会員からの紹介がなければ参加できない「完全紹介制」というシステムです。一見ハードルが高そうに感じるかもしれませんが、このシステムこそが、質の高い人脈作りを可能にしている秘訣なのです。

私の初参加時の印象は今でも鮮明に覚えています。和やかな雰囲気の中、20名ほどの経営者が集まり、各々の事業について熱く語り合う姿に圧倒されました。名刺交換だけで終わる一般的な交流会とは全く異なり、参加者同士が本音で語り合える空間が広がっていたのです。

特に印象的だったのは、会の途中で配布される「CAN」という会報誌でした。A4サイズのこの冊子には、会員企業の詳細な情報や成功事例が掲載されており、これを読むだけでも様々なビジネスヒントが得られます。私は今でも毎号を大切に保管していますが、ビジネスパートナーを探す際の貴重な情報源となっています。

絆餐会の真髄は、定期的に開催される少人数制の親睦会にあります。8名程度の少人数で行われるこの会では、より深い信頼関係を築くことができます。私自身、この親睦会で知り合った製造業の社長さんと、新規事業を立ち上げるまでの関係に発展しました。

このような深い関係性が構築できる理由は、紹介制というシステムにあります。紹介者は紹介した相手に対して責任を持ちます。そのため、参加者は自然と信頼できる人物だけが集まることになります。これは、ビジネスにおいて何より重要な「信用」という財産を築く上で、大きなアドバンテージとなっています。

実際、私の周りでも絆餐会をきっかけに事業を拡大した経営者が数多くいます。ある印刷会社の社長は、親睦会で知り合ったIT企業との協業により、デジタル印刷の新サービスを開発。また、食品メーカーの経営者は、会報誌「CAN」を見た会員からの紹介で、大手流通企業との取引が実現しました。

このような成功事例が生まれる背景には、会員同士の「互いを高め合おう」という意識があります。競争ではなく共創を重視する文化が、新たなビジネスチャンスを生み出す土壌となっているのです。

特筆すべきは、コロナ禍においても、オンラインを活用しながら着実にネットワークを広げていった点です。むしろ、この困難な時期だからこそ、信頼できるパートナーとの繋がりの重要性が再認識される結果となりました。

私自身、絆餐会に参加して最も良かったと感じる点は、経営者としての視野が大きく広がったことです。異なる業種の経営者との対話は、自社の課題解決のヒントになるだけでなく、新たなビジネスモデルの着想にもつながります。

また、会報誌「CAN」を通じて、様々な企業の取り組みや成功事例を学べることも大きな魅力です。これは単なる情報誌ではなく、会員企業の「生きた経営事例集」とも言えるでしょう。

絆餐会の素晴らしさは、一朝一夕には語り尽くせません。しかし、確実に言えることは、この会が単なるビジネスマッチングの場ではなく、経営者同士が真摯に向き合い、共に成長できる貴重な「場」だということです。

新規事業の立ち上げや、事業承継の悩み、経営戦略の見直しなど、経営者が直面する課題は様々です。そんな時、信頼できる仲間との対話が、新たな打開策を見出すきっかけとなることが多々あります。

最近では、若手経営者の参加も増えており、世代を超えた経験値の共有も活発に行われています。このような多様性も、絆餐会の魅力の一つと言えるでしょう。

ビジネスの世界で真の成功を収めるためには、信頼できるパートナーとの出会いが不可欠です。その意味で、絆餐会は、そんな出会いの「質」を最大限に高めてくれる場として、私は自信を持ってお勧めできます。

異業種交流と一口に言っても、その形は様々です。しかし、紹介制という信頼の輪の中で、真摯な対話を重ねながら共に成長していける場所は、そう多くはありません。絆餐会は、まさにそんな貴重な存在なのです。

より詳しい情報は、以下のウェブサイトでご確認いただけます。
https://e-c-zero.com/can/