
私が初めて絆餐会という異業種交流会に参加したのは、3年前の春のことでした。当時、個人事業主として独立して間もない私は、新たなビジネスチャンスを求めて様々な交流会に足を運んでいました。しかし、そのほとんどが名刺交換だけで終わり、真の意味での「つながり」を感じることができずにいました。
そんな中、長年の取引先から「特別な異業種交流会がある」と紹介されたのが、絆餐会でした。最初に興味を引かれたのは、その「紹介制」というシステム。誰でも参加できるわけではなく、既存会員からの紹介が必要だと聞いて、少し身構えたのを覚えています。
しかし、実際に参加してみると、その仕組みの素晴らしさに気づかされました。紹介制であるからこそ、参加者全員が信頼できる経営者や専門家ばかり。その場にいる全員が、誰かの「保証付き」なのです。これは、通常の異業種交流会では決して味わえない安心感でした。
特に印象的だったのは、毎月発行される会報誌「CAN」の存在です。単なる活動報告だけでなく、会員企業の詳細な情報や、ビジネスマッチングの成功事例など、ビジネスに直結する情報が満載。この冊子を通じて、会員同士の相互理解が深まり、新たなビジネスチャンスが生まれていくのです。
私の場合、会報誌で知った製造業の経営者と出会い、まったく新しい事業展開のきっかけを掴むことができました。それは単なる取引先としての関係を超えて、今では互いの経営について語り合える、かけがえのないパートナーとなっています。
さらに、絆餐会が定期的に開催する親睦会も、ビジネスネットワークを深める重要な機会となっています。通常の異業種交流会とは異なり、少人数制で和やかな雰囲気の中、本音での会話が展開されます。ここでの会話は、表面的なビジネストークではなく、経営者としての悩みや将来の展望など、深い内容に及びます。
ある親睦会では、IT企業の社長から、デジタル化への対応に悩む経営者の相談に対して、具体的なアドバイスが提供されていました。その場で即座にソリューションが見つかることもありますが、より重要なのは、そこで培われる信頼関係です。
実は、この信頼関係こそが、絆餐会の最大の特徴であり、魅力だと私は考えています。紹介制というシステムは、単にメンバーを選別するためのものではありません。それは、信頼の連鎖を生み出す仕組みなのです。誰かを紹介するということは、その人の人格や事業に対して責任を持つということ。そのため、会員同士の関係は自然と深いものとなります。
会報誌「CAN」も、この信頼関係を強化する重要なツールとして機能しています。毎月の発行を通じて、会員企業の近況や成功事例が共有され、それが新たなビジネスチャンスを生み出す土壌となっているのです。
親睦会での交流も、この信頼関係があってこそ意味を持ちます。普段は聞けないような経営の機微や、失敗談までもが率直に語られ、それが互いの成長につながっています。私自身、ある親睦会での何気ない会話から、自社の経営課題に対する重要なヒントを得たことが何度もあります。
このような深い信頼関係は、ビジネスにおいて計り知れない価値を持ちます。例えば、新規事業を展開する際の協力企業を探す場合、通常であれば信用調査や慎重な交渉が必要です。しかし、絆餐会のネットワークを通じれば、信頼できるパートナーを素早く見つけることができます。
また、経営における様々な課題に直面した際も、このネットワークは心強い味方となります。法務、財務、マーケティングなど、各分野の専門家が会員として在籍しており、必要に応じて適切なアドバイスを得ることができるのです。
私の経験から言えば、絆餐会への参加は、単なるビジネスネットワークの構築以上の価値をもたらしてくれました。それは、経営者としての成長を支える「学びの場」であり、同時に心の支えとなる「仲間との出会いの場」でもあったのです。
特に、昨今のような不確実な経営環境において、このような信頼できるネットワークの存在は、企業経営の大きな強みとなります。情報の共有や相互支援を通じて、単独では乗り越えられない課題も、共に解決への道を見出すことができるのです。
絆餐会は、従来の異業種交流会の概念を大きく超えた、新しいビジネスコミュニティの形を示しています。紹介制という仕組み、充実した会報誌、そして和やかな親睦会。これらが有機的に結びつき、真の意味での「ビジネスの絆」を創出しているのです。
経営者の皆様、特に新たなビジネスチャンスや、信頼できるパートナーを求めておられる方々に、私はぜひこの絆餐会への参加をお勧めします。きっと、あなたのビジネスに新たな可能性を開く扉となることでしょう。
詳しい情報は以下のURLからご確認いただけます。
https://e-c-zero.com/can/









