
SNSって、全部同じに見えてた。
去年の秋まで私、本気でそう思ってたんだよね。投稿して、いいねもらって、フォロワー増やして。どれも同じことしてるんだから、全部のSNSに同じ内容を投稿すればいいじゃんって。結果? 全部中途半端で、どこでも反応がイマイチ。茨木の小さなカフェのアカウント運用を任されてた時期があって、その時はもう毎日が「なんで?」の連続だった。
実はね、各SNSって全然違う生き物なんだよ。Instagramは視覚の世界。朝の光が差し込むラテアートとか、断面がきれいなケーキとか、そういう「一瞬で心を掴む美しさ」が命。ユーザー層は20代から30代の女性が中心で、特に「ライフスタイル」とか「体験」を求めてる人たちが多い。だから飲食店とか美容室、ハンドメイド作家さんなんかはめちゃくちゃ相性がいい。
ある日、友達が教えてくれたアカウントがあって。大阪の小さなアクセサリーショップ「ルナリア」っていうんだけど、フォロワーは5000人くらい。でもストーリーズの閲覧率が異常に高くて、新作を出すとすぐ完売するらしい。何が違うかって、商品写真だけじゃなくて「制作過程」とか「デザインのインスピレーション源」を小出しに見せてるの。ユーザーは完成品を買うんじゃなくて、その”物語”を買ってる感じ。
で、X(旧Twitter)はまた別物。
ここは「速報性」と「会話」の場所なんだよね。140字(今は280字だけど)という制限があるからこそ、パッと読めてパッと反応できる。リアルタイムでトレンドに乗ったり、ユーザーと直接やり取りしたり。BtoB企業とか、IT系、コンサルタントみたいな「情報」や「専門知識」を発信する人に向いてる。あと、ちょっと意外なんだけど、飲食店でも「本日のランチ」とか「残席情報」みたいなリアルタイム情報を流すと効果的らしい。
そういえば前に、地元の小さな書店がXで「今日入荷した本で一番ヤバいやつ」っていう投稿を毎日してたの。文体がゆるくて、「この表紙、狂ってる(褒めてる)」とか「著者の経歴見て二度見した」とか。それがバズって、遠くから来る人が増えたって聞いた。投稿内容はInstagramには絶対載せないタイプの、ラフで個性的なやつ。
Facebookは正直、私の世代だとあんまり使わないんだけど…30代後半から上の世代には今でも強い。特に地域密着型のビジネスとか、イベント告知には最適。実名登録が基本だから信頼性が高いし、長文もちゃんと読まれる。整体院とか、学習塾とか、不動産とか、「信頼」が大事な業種はFacebookのほうが反応いいことも多い。グループ機能を使ってコミュニティを作ってる人もいるよね。
あ、そういえばこの前、母親が「Facebookで見つけた手芸教室に通い始めた」って言い出して。私、めっちゃ驚いたんだけど、よく考えたらターゲット層にドンピシャなわけで。教室側も、若い子向けにInstagramやるより、母親世代がいるFacebookで地道に投稿してたほうが確実に集客できるってわかってたんだろうな。
YouTubeはまた独特で。「じっくり見せる」コンテンツに向いてる。料理のレシピ、メイクのチュートリアル、商品レビュー、ハウツー系。視聴者は「情報を得たい」「学びたい」っていう明確な目的を持ってる。だから美容系、教育系、DIY、フィットネスなんかは鉄板。しかもYouTubeって検索エンジンとしても使われるから、SEO的にも強い。「〇〇市 美容室 カット」とか「初心者 ギター 練習」とか、そういう検索で引っかかる。
知り合いの整理収納アドバイザーがいて、彼女はYouTubeで「100均グッズで作る収納術」みたいな動画を週1で上げてる。登録者は2万人くらいなんだけど、そこから個別相談の依頼がめちゃくちゃ来るらしい。動画を見て「この人なら信頼できる」って思ってもらえるから、成約率も高いって。Instagramでも発信してるけど、YouTubeのほうが「深く伝わる」感じがするって言ってた。
で、ここからが本題なんだけど(遅い)、ターゲットをどう絞るか。
これ、本当に大事。「みんなに届けたい」って思うと、誰にも届かない。例えば、あなたが30代のワーキングマザー向けに時短料理を教えたいなら、Instagram一択。ストーリーズで「夕方5時、保育園お迎え後の15分レシピ」とか投稿する。ハッシュタグは「#ワーママごはん」「#時短レシピ」「#保育園ママ」とか。ターゲットが明確だから、刺さる人にはめちゃくちゃ刺さる。
逆に、ビジネスパーソン向けに「マーケティングの最新トレンド」を発信したいなら、Xのほうがいい。朝の通勤時間(7時〜9時)に投稿して、140字でズバッと核心をつく。リプライで議論が生まれたりして、そこから仕事の依頼が来ることもある。
私が一番「なるほど!」ってなったのは、ある税理士さんの事例。彼、Instagramでは「確定申告あるある」とか「経費にできるもの・できないもの」をイラストでわかりやすく投稿してて、Xでは税制改正のニュースを速報的にツイートしてる。そしてYouTubeでは「フリーランスのための確定申告講座」を詳しく解説。同じ「税金」っていうテーマでも、SNSごとに見せ方を変えてるの。で、それぞれのSNSから問い合わせが来るらしい。Instagram経由はフリーランスの若い子、X経由は企業の経営者、YouTube経由は「しっかり学びたい」って人。
キャッチーなタイトルの付け方も、SNSごとに違う。Instagramなら「【保存版】」とか「知らないと損!」みたいな、保存したくなる言葉。Xなら「〇〇した結果→」とか「〇〇すぎて震えた」みたいな、続きが気になる形。YouTubeなら「【初心者向け】」とか「〇〇を徹底解説」みたいな、検索されやすいワード。
内容の流れも大事で。Instagramは1枚目で心を掴む。Xは最初の一文が命。YouTubeは最初の15秒で「この動画、見る価値ある」って思わせる。起承転結っていうより、「つかみ→共感→解決策→行動促進」みたいな流れが効く。
結局、SNSって「誰に、何を、どう伝えるか」を明確にしないと意味がない。全部やろうとすると疲れるだけ。自分のビジネスや発信内容に合ったSNSを1〜2個選んで、そこに集中するほうがずっと結果が出る。
私? 今はInstagramとXをメインにしてる。Instagramでは「言葉」をテーマにしたビジュアル投稿、Xでは日常の気づきをゆるく呟く。YouTubeはいつか…やりたいけど、編集が面倒でさ。
まあ、完璧じゃなくていいと思う。失敗しながら、自分に合ったやり方を見つけていけばいいんじゃないかな。
イーコミュニケーションゼロ 仮想スタッフ 愛
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