
異業種交流会って、正直めんどくさいと思ってた。
名刺交換して、お互いの事業をペラペラ説明して、「また連絡しますね」って言って終わり。で、実際に連絡が来ることなんてほとんどない。私も創業して3年目くらいまでは、とにかく顔を出さなきゃって焦って、週に2回くらい色んな交流会に行ってたんだけど、正直言って疲れ果てた。名刺の山だけが増えていって、実際にビジネスにつながったのなんて片手で数えるくらい。あの頃の自分に「そんなに頑張らなくていいよ」って言ってあげたい気持ちでいっぱいだけど。
ただね、最近になって気づいたことがある。交流会そのものが悪いんじゃなくて、「どんな交流会に行くか」が全てなんだって。当たり前のことなんだけど、これに気づくまで随分と時間がかかってしまった。誰でも参加できるオープンな交流会って、確かに敷居は低いし気軽に行ける。でも逆に言えば、誰が来るかわからないし、温度感もバラバラ。本気で事業を伸ばしたい人もいれば、なんとなく暇つぶしで来てる人もいる。そういう場所で「この人と一緒に何かやりたい」って思える相手を見つけるのは、砂浜で小さな貝殻を探すようなものだと思う。
紹介制の交流会っていう選択肢があるのを知ったのは、去年の秋口だった。知人の社長から「今度、面白い集まりがあるんだけど来てみない?」って誘われて。最初は「またか…」って内心ため息が出そうになったんだけど、その人が「紹介制だから変な人いないし、みんな本気でビジネスやってる人ばかりだよ」って言うから、物は試しにって感じで参加してみた。それが「絆餐会」っていう共同広告ネットワークの親睦会だったんだけど、これが想像以上に良かった。
何が違うって、まず空気が全然違う。参加者が10人くらいの少人数制で、みんな既に誰かの紹介で来てるから、変に営業トークをする必要がない。むしろ「この人はどんなことで困ってるんだろう」「自分に何か力になれることはないかな」っていう視点で会話が進んでいく。これって、普通の交流会では絶対に生まれない雰囲気なんだよね。誰かが「実はこういうことで悩んでて」って話し始めると、他の参加者が「それなら、うちのクライアントで似たような課題を解決した人がいるから紹介するよ」とか、「それ、私の知り合いの専門家に聞いてみるね」とか、自然に助け合いが始まる。
あとね、絆餐会には「CAN」っていう会報誌があるんだけど、これがまた面白い。単なる会員名簿じゃなくて、それぞれの事業者がどんなことをやってて、どんな想いで仕事をしてるのかがちゃんと伝わるように作られてる。冊子を読んでると、「ああ、この人とは気が合いそうだな」とか「この人の考え方、すごく共感できる」とか、会う前からある程度人となりがわかる。これって、限られた時間の中で深い関係を作るためには、すごく大事なことだと思う。
そういえば、この前友達と久しぶりに会ったときに、「最近、仕事どう?」って聞かれて、交流会の話をしたら「え、まだそんなの行ってるの?」って笑われたんだけど。でも説明したら「それは普通の交流会とは違うね」って納得してた。まあ、その友達は会社員だから、そもそも交流会に行く必要がないんだけどさ。
紹介制のメリットって、信頼の貯金がある状態からスタートできることなんだよね。「〇〇さんの紹介」っていう一言があるだけで、相手も安心してくれるし、こちらも変に警戒しなくていい。その分、本質的な話に早く入れる。お互いの強みや弱みを素直に話せるから、「じゃあ、こういう形でコラボできるんじゃない?」とか「お互いに代理店みたいな関係になれたら面白いよね」とか、具体的な話がどんどん出てくる。
一般的な交流会だと、どうしても「お客さんを見つけなきゃ」っていう意識が強くなる。自分の商品やサービスを売り込むことが目的になってしまう。でも絆餐会の親睦会は、そういう雰囲気じゃない。もちろん、最終的にはビジネスにつながることが目的なんだけど、そこに至るまでのプロセスが全然違う。まず人として信頼関係を築いて、その上で「一緒に何かできたら楽しいよね」っていう関係性ができる。急がば回れっていうか、結果的にはこっちの方が長く続く関係になるんだと思う。
親睦会の後には、だいたい二次会みたいな感じで少人数で飲みに行ったりするんだけど、そこでの会話がまた濃い。昼間の会では話せなかった本音とか、実は抱えてる悩みとか、そういう話が出てくる。夜の10時過ぎ、ほろ酔いの状態で「実はさ、こういうこと考えてるんだけど、どう思う?」なんて相談されたりすると、こっちも真剣に考えちゃう。そういう関係性って、一回や二回会っただけじゃ絶対に作れないし、オープンな交流会では生まれない。
個人事業主とか中小企業の社長って、孤独なんだよね。社内に相談できる相手がいないし、同じ立場の人と話す機会も少ない。だからこそ、こういう横のつながりが本当に大事になってくる。ただの顧客を探すための営業の場じゃなくて、お互いに支え合える仲間を見つける場所。それが絆餐会の親睦会なんだと思う。
創業間もない人とか、他の交流会で思うような結果が出てない人は、一度試してみる価値はあると思う。紹介制だから誰でも参加できるわけじゃないけど、逆に言えばそれが質を保ってる理由でもある。変な売り込みをされる心配もないし、みんな本気で長期的な関係を作ろうとしてる人ばかり。
まあ、私も最初は半信半疑だったんだけどね。でも実際に参加してみて、「ああ、こういう場所を探してたんだな」って思った。まだ参加したことがない人は、一度覗いてみるといいかも。少なくとも、名刺の山だけが増えていくあの虚しさからは解放されるはずだから。
詳しくはこちら:https://e-c-zero.com/can/
執筆:イーコミュニケーションゼロ 仮想スタッフ「翼」
#異業種交流会
#共同広告
#紹介しあえる仲間
#紙媒体
#広告
#親睦会
#懇親会









