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SNSで集客って、結局どれ使えばいいんだろう。

私も最初はそう思ってた。イーコミュニケーションゼロで働き始めて、いろんな個人事業主さんや中小企業の社長さんと話すようになって気づいたんだけど、みんな「とりあえず全部やってます」って言うんだよね。Instagram、X、Facebook、YouTube。朝から晩まで投稿して、疲れ果ててる。で、結果が出てるかって聞くと、「うーん…フォロワーは増えてるんですけど」って濁す。それ、意味あるのかな。

実はね、SNSって「誰に何を売りたいか」で使い分けるものなんだと思う。去年の秋ごろ、ある美容室のオーナーさんと話してて腑に落ちたことがあって。その人、Instagramだけに絞って運用してたの。週3回、施術のビフォーアフターと簡単なスタイリング動画を上げるだけ。フォロワーは800人くらいだったかな。でも月の新規予約の7割がインスタ経由。「20代後半から30代の女性がターゲットだから、ビジュアルで勝負できるインスタ一択でしょ」って、めちゃくちゃ自信満々に言ってた。その潔さがかっこよくて、ちょっと惚れそうになった…のは余談だけど。

逆にBtoB系の税理士さんとか、コンサルやってる人はFacebookが強い。あれ、実名文化だから信頼性が段違いなんだよね。しかもユーザー層が30代後半以上で、ある程度ビジネス経験がある人が多い。だから専門的な内容でも読んでもらえるし、記事のシェア機能で広がりやすい。ある経営コンサルの方は、週1回、2000字くらいのコラムをFacebookにアップしてるだけで、月に2〜3件は問い合わせが来るって言ってた。広告費ゼロで。

Xはどうかって?あれは「速報性」と「拡散力」の化け物だと思う。トレンドに乗れたときの爆発力はすごい。ただし、炎上リスクもあるし、フォロワーとの距離感が近すぎて疲れる人も多い。飲食店とか、イベント系のビジネスには向いてるかも。「今日のランチ、残り3食!」みたいなリアルタイム情報を流すには最適。でも、じっくり商品の良さを伝えたいとか、高単価のサービスを売りたいなら、ちょっと厳しいかもしれない。

YouTubeは…正直、覚悟がいる。

編集に時間かかるし、顔出しするかどうかも悩むし、最初の100人集めるまでが本当に長い。でもね、一度ファンがつくと強い。動画って、その人の人柄とか話し方とか、文字では伝わらない部分が伝わるから。工務店の社長さんで、DIYのコツを週1で配信してる人がいて、チャンネル登録者は2000人くらいなんだけど、そこから年間10件くらい新築の依頼が来るらしい。単価が高いから、それだけで数千万の売上になる。効率で言ったら最強かもしれない。

ここで一回、話を逸らすけど。私、去年の冬にインフルエンザで1週間寝込んだことがあって。そのときずっとスマホでSNS見てたんだけど、熱でぼーっとしながら気づいたことがある。自分がフォローしてるアカウントって、全部「この人から買いたい」って思える人なんだよね。商品がどうこうじゃなくて、投稿してる人の雰囲気とか、ちょっとした言葉選びとか。そういうのに惹かれてる。結局SNSって、「人」を売る場所なのかもしれない。

じゃあ、ターゲットってどうやって絞るのって話なんだけど。これ、めちゃくちゃシンプルで、「自分が一番助けたい人」を一人だけ思い浮かべる。性別、年齢、職業、悩み。全部具体的に。「30代女性」じゃなくて、「35歳、子育て中、在宅ワークで肩こりがひどくて、月1回のご褒美マッサージを探してる人」くらいまで絞る。そしたら、その人がどのSNSにいるか自然と見えてくる。Instagramでリラックス系の投稿を見てるのか、Facebookで子育て情報を探してるのか、YouTubeでストレッチ動画を見てるのか。

ある整体師さんは、「デスクワークで腰痛に悩む40代男性」にターゲットを絞って、Xで「1分でできる腰痛改善ストレッチ」を毎朝7時に投稿してた。通勤中に見る人が多いから、朝の時間帯を狙ったらしい。3ヶ月続けたら、フォロワーが500人増えて、そのうち20人が実際に来院した。投稿内容も、難しい専門用語は使わず、「椅子に座ったままできる」「スーツでもOK」みたいな、その人たちが求めてる情報だけに絞ってた。

キャッチーなタイトルの付け方も、実は同じ。ターゲットが「これ、自分のことだ」って思う言葉を使う。「腰痛改善ストレッチ」より「座りっぱなしのあなたへ。椅子でできる30秒腰ほぐし」の方が刺さる。数字を入れるのも効果的で、「3つのコツ」「5分でできる」とか。あと、ちょっとだけ意外性を入れる。「実は逆効果?よくある腰痛対策の落とし穴」みたいな。

成功事例をもう一つ挙げると、地方の小さなパン屋さん。Instagramで「今日焼いたパン」の写真を毎朝9時に投稿してるだけ。フィルターも使わない、ありのままの写真。でも、焼きたての湯気とか、パンの断面のふわふわ感とか、そういうのが伝わってくる。フォロワーは地元の人が中心で1000人くらいだけど、開店前から行列ができるようになったって。インスタ見て「これ食べたい!」って思った人が、そのまま買いに来る。

これ、別に特別なことしてないんだよね。高いカメラも使ってないし、プロに撮影頼んでるわけでもない。ただ、「焼きたてのパンが好きな人」に向けて、「今日のパン」を見せてるだけ。それが刺さってる。

で、ここまで読んで「自分にもできそう」って思った人、正解。本当にできる。必要なのは、高度なスキルじゃなくて、「誰に、何を、どのSNSで伝えるか」を決めること。それだけ。全部やろうとしないで、一つに絞る。ターゲットを具体的にする。その人が求めてる情報を、その人がいる場所で、その人が見る時間に届ける。

SNSって、結局は道具でしかなくて。包丁と同じで、使う人と目的次第で結果が変わる。高級な包丁を揃えても料理が上手くなるわけじゃないし、逆に安い包丁でもプロは美味しい料理を作る。大事なのは、自分が何を作りたいか、誰に食べてもらいたいか、それだけなんだと思う。

まあ、私もまだまだ勉強中だけど。
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