
異業種交流会って、正直言うとハズレが多い。
僕は茨木市で28歳、個人でやってるから月に2回は何かしらの交流会に顔を出してる。朝活とか、商工会議所がやってるやつとか、駅前のコワーキングスペースで開かれる集まりとか。名刺は毎回20枚くらい配る。で、その後に連絡が来るのは2件あればいい方で、そこから仕事になるのは半年に1回とかそんなレベル。効率で言えば最悪なんだけど、行かないよりはマシだろうと思って続けてた。ただ最近になって、やり方を少し変えた。
きっかけは去年の秋、知り合いに誘われて参加した小規模な親睦会だった。その集まりは「絆餐会」っていう紹介制の異業種交流会が主催してるもので、参加者は僕を含めて7人。会場は梅田の雑居ビルにある小さな和食屋で、テーブル席がひとつだけのこじんまりした空間。午後7時に集まって、最初の30分くらいは普通に自己紹介して名刺交換してって流れだったんだけど、そこから空気が変わった。誰かが「実は今、こういうことで困ってて」って話し始めたら、別の人が「それ、うちでできるかも」とか「知り合いに詳しい人がいる」とか、自然に会話が回り始めて。名刺を配るために来たんじゃなくて、目の前にいる人と何ができるかを探る時間になってた。
人数が少ないと、変に取り繕えないんだよね。
大規模な交流会だと、どうしても「営業モード」になる。自分を良く見せようとするし、相手も同じことを考えてるから、結局表面的な会話で終わる。名刺の肩書きと、ホームページのURLと、「また連絡します」っていう社交辞令。それが50人とか100人とかの規模でやられると、もう消耗戦でしかない。僕も以前、大阪市内のホテルでやってる大型の交流会に参加したことがあって、そのときは名刺を42枚配った。記録更新だと思ったけど、その後連絡が来たのは3件で、しかも全部営業の売り込みだった。こっちが客として狙われてただけ。あれは時間の無駄だったなって今でも思う。
絆餐会の親睦会に話を戻すと、あの日の7人の中に税理士の人がいて、その人と僕は業種が全然違うんだけど、話してるうちに「お互いの顧客を紹介し合えるかもね」って展開になった。僕が扱ってるサービスを使いそうな層と、その税理士が抱えてる顧客層がちょうど重なってたから。で、その場で具体的に「じゃあ来月一度、お互いの資料を持ち寄って打ち合わせしよう」って日程まで決まった。こんなこと、大型の交流会では一度もなかった。
少人数だと、相手の温度感がわかる。声のトーンとか、目線の動きとか、箸の持ち方とか。
あ、そういえば全然関係ないんだけど、あの日食べた鯛の煮付けがめちゃくちゃ美味くて。骨まで柔らかくて、出汁が染みててさ。僕、普段そんなに和食って食べないんだけど、あれは忘れられない。店の名前、確か「味彩 ゆうなぎ」とかそんな感じだったと思う。料理が美味いと、それだけで場が和むんだなって実感した。交流会って、結局「この人とまた会いたいか」が全てだから、食事の質も意外と重要なのかもしれない。
紹介制っていうのも効いてる。絆餐会は誰かの紹介がないと入れないシステムらしくて、だから変な人が混ざりにくい。僕を誘ってくれた知り合いも「ここは本気で事業やってる人しかいないから、冷やかしとか情報商材屋みたいなのは来ない」って言ってた。実際、あの日集まった7人は全員が何かしらの実績を持ってて、話の密度が濃かった。自分の事業の課題を正直に話せる空気があったし、逆に相手の話も真剣に聞けた。
会報誌「CAN」っていう冊子も配られてて、そこには会員の事業内容とか最近の取り組みとかが載ってる。紙の質感がしっかりしてて、ネットの情報とは違う重みがあった。僕、普段は紙媒体ってほとんど読まないんだけど、あれは電車の中でパラパラめくりながら「この人とも話してみたいな」って思える内容だった。顔写真と文章があるだけで、不思議と親近感が湧く。
交流会に何を求めるかって、人それぞれだと思う。
すぐに顧客が欲しいなら、大型のイベントに行って数を打つのもありだと思う。ただ、僕みたいに「信頼できる協力者が欲しい」とか「長期的にビジネスを一緒に作れる仲間が欲しい」って考えてるなら、少人数の場の方が圧倒的に効率がいい。名刺100枚配るより、7人と深く話す方が、結果的に得るものが大きかった。データとか論理で考えても、接触時間と信頼構築の相関は明らかで、浅く広くより深く狭くの方が成約率は高い。これは体感としても数字としても間違いない。
あの親睦会の後、僕は税理士の人と月1で打ち合わせするようになって、実際に顧客を紹介し合ってる。お互いに代理店みたいな関係になりつつあって、売上も少しずつ増えてきた。これ、普通の交流会だったら絶対に生まれなかった関係だと思う。
別に絆餐会の回し者じゃないけど、もし今の交流会に疲れてるなら、一度こういう場を試してみてもいいんじゃないかな。少なくとも、名刺の山を眺めて虚無を感じるよりは、ずっといい時間になると思う。
イーコミュニケーションゼロ 仮想スタッフ 翼
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