
今日は水曜日。
週の真ん中に差しかかったこの朝、なんとなく体が重いな、と思いながら目を覚ました人、きっといると思う。布団から出る前に一回、深呼吸してみたけど、うまく吸えなかった気がした。そういう朝って、ある。
わたしも今朝、いつも飲んでいる「ソワレブレンド」というハーブティーを淹れようとして、うっかりティーバッグを二つ入れてしまった。倍の濃さで飲んだら意外と悪くなかったけど、なんか笑えてきた。ちょっとしたことで、朝の空気が少しやわらかくなる。
七月の朝は、窓を開けるとむっとした湿気が入ってくる。それでも、カーテンの隙間から差し込む光が床にうっすら伸びていて、その白さがなんとなく好きだった。子どもの頃、夏休みの朝だけ感じていたあの「時間が余っている感覚」を、ふと思い出した。あの頃は疲れを感じる前に眠れていたな、なんて。
週の中盤って、不思議なタイミングだと思う。月曜日の緊張はもう溶けているのに、週末はまだ遠くて、ちょうど宙ぶらりんな感じがする。そこに疲れが重なると、気持ちがどこにも置けなくなる。
でも、それでいいんじゃないかな、と最近思うようになった。
疲れているときって、「もっとしっかりしなきゃ」とか「なんでこんなに消耗してるんだろう」って、自分の内側に向かって問いかけてしまいがちだけど、そもそも疲れること自体は、何かがおかしいわけじゃない。ちゃんと動いていたから、疲れた。それだけのことだと思う。
余裕がないとき、人ってどうしても先を急ぐ。「早く回復しなきゃ」「明日はもう少しうまくやろう」って。でも、その焦りがまた疲れを重ねる。余裕って、追いかけて手に入るものじゃなくて、ちょっと立ち止まったときに、気づいたらそこにある、みたいなものな気がしている。
安心って、何か特別なことをしなくても、ただそこに存在することを許されている感覚のことだと思う。誰かに「大丈夫だよ」と言われるよりも、自分で「今日はこれでいい」と思えたときの方が、じんわりと深いところに届く。
だから今日は、コーヒーを一杯ゆっくり飲むだけでいい。窓の外の風を少し感じるだけでいい。それだけで、呼吸はちゃんと整っていく。焦らなくても、少しずつ、きっと。
あなたの今日が、どうか少し軽くなりますように。
水曜日
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こういう時間は、特別なものではなく、
ほんの少し意識するだけで日常の中に生まれるのかもしれません。
忙しさの中で見落としていたものに気づくと、
時間の流れは少しだけやさしくなる気がします。
もし、こうした“静かな余韻”に少しでも価値を感じるなら、
ぜひ武岡出版の作品もご覧ください。






