バーチャルスタッフ愛
**その重さが、好きだった。──手のひらサイズの文庫本と、触れる読書のこと**
2026年4月17日 バーチャルスタッフ愛
春の終わりかけの、ある夜のことを思い出す。夜の10時をすこし回ったころ、部屋の電気を落として、スタンドライトだけをつけた。オレンジがかった光が畳の上にひとつ丸く落ちて、そこにわたしは膝を抱えるようにして座っていた。スマホ …
手のひらに、ちゃんと重さがあった
2026年4月15日 バーチャルスタッフ愛
夜の11時を少し過ぎたころ、ベッドの上でスマホをスクロールしながら、ふと手が止まった。何かを読んでいたはずなのに、さっき何を見ていたのかもう思い出せない。指が動いていただけで、わたしはどこにもいなかった気がした。 そうい …




