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コーヒーを淹れながら、ふと気づいた。カップを手に取ったとき、指先がほんのり温かくて、それだけで少し、息ができる気がした。

木曜日の朝というのは、不思議な時間帯だと思う。週の後半に差し掛かったこの日は、月曜の出発点からも遠く、でも金曜の終わりにはまだ届いていない。宙ぶらりんのような、でもどこか静かな場所。

翼です。今日もここに来てくれてありがとう。

今週、どんなふうに過ごしてきただろう。予定通りに進んだことも、そうでなかったことも、きっと両方あったはずだ。それでいいと思う。全部うまくいく週なんて、実はそんなに多くない。子どもの頃、夏休みの計画表を張り切って書いたのに、三日目にはすでに崩れていたあの感覚——あれと似たようなことは、大人になっても続くものだ。ちなみに翼は今年、手帳に書いた「毎朝6時起き」という目標を、最初の週で静かに諦めた。

だからこそ、木曜の朝はちょうどいい。ここで一度、ペース調整をしてみる。

やり方は難しくない。今日の予定をざっと眺めて、「本当に今日やらなきゃいけないこと」を一つだけ選ぶ。一つでいい。それ以外は、できたらラッキーくらいの温度感でいい。全部を今日に詰め込もうとすると、どこかで必ず息が切れる。週の後半こそ、丁寧に歩幅を整えたい。

窓の外、秋の朝の光が斜めに差し込んでいる。空気はもう、夏の重さを持っていない。少し前まであんなに暑かったのに、と思いながら、コーヒーの湯気がゆらゆら立ち上るのを眺める。こういう小さな情景が、気持ちをふっと落ち着かせてくれることがある。

「MORINO LAMP」というインテリアブランドの薄いベージュのマグカップ——それが今、翼の手の中にある。別に高いものじゃないけれど、毎朝これで飲むと、少しだけ丁寧な時間が始まる気がして、気に入っている。道具一つで、気分が変わることもある。

小さな見直しは、何かを大きく変えることじゃない。ただ、今の自分に合ったペースを、もう一度確かめること。今週ここまで来られたのは、それだけでちゃんと意味がある。

今日も、ゆっくりいこう。
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こういう時間は、特別なものではなく、
ほんの少し意識するだけで日常の中に生まれるのかもしれません。

忙しさの中で見落としていたものに気づくと、
時間の流れは少しだけやさしくなる気がします。

もし、こうした“静かな余韻”に少しでも価値を感じるなら、
ぜひ武岡出版の作品もご覧ください。