
朝、カーテンを開けたら、空がやけに白かった。
9月の中旬というのに、まだ少し湿気が残っていて、窓ガラスの端がうっすら曇っている。そういう朝に限って、スマートフォンの通知が7件たまっていたりする。返信しなきゃ、確認しなきゃ、今日の打ち合わせの準備も——と、頭の中でリストが積み上がっていく感覚。
あなたは今、週の真ん中にいる。
月曜日に立てた計画は、もうずいぶん形を変えてしまったかもしれない。それでも、ここまで来た。火曜日を越えて、今日という日の朝を迎えた。それだけで、もう十分すごいことだと、わたしは思っている。
個人でビジネスをしている人や、小さなチームを率いている人にとって、水曜日はちょっと特別な重さを持つ日だ。前半の疲れが静かに蓄積されていて、でも後半への切り替えには、もう少しだけエネルギーが必要で。そのはざまで、なんとなく気持ちがふわっと宙に浮いてしまうような感覚になることがある。
だから今日は、一度だけ深呼吸をしてほしい。
ゆっくり鼻から吸って、口からそっと吐く。それだけでいい。実はわたし、昨日の朝これをやろうとして、吐くタイミングで電話が鳴って、中途半端に「ふっ」ってなってしまった(結局その電話は間違い電話だった)。でも、その後もう一度やったら、肩がすとんと落ちた。深呼吸って、ちゃんと効くんだな、と思った瞬間だった。
窓の外に緑があるなら、少しだけ目を向けてみてほしい。
ビルの隙間に見える木の葉が、風でさらさら揺れている。光の角度によって、葉の色が黄緑になったり、深い緑になったりする。あの揺れ方は、急いでいない。ただそこにあって、風に任せている。そういうものを眺めていると、自分の呼吸がいつの間にか整ってくる。
コーヒーでも、お茶でも、なんでもいい。
「ソレイユブレンド」という名前の豆を先週から使っているのだけれど、香りがやわらかくて、朝の空気と混ざると、なんだか気持ちがほぐれる気がしている。飲み物を両手で包んで、温度をじっくり感じる。それだけが、小さな休息になる。
子どもの頃、祖母がよく「急いでいる時ほど、一回座りなさい」と言っていた。当時はよくわからなかったけれど、今ならわかる。立ち止まることは、止まることじゃない。次の一歩を、もう少し丁寧に踏み出すための、静かな準備なんだと思う。
週の真ん中は、ゴールじゃなくて、折り返し地点でもなくて——ただの「今日」だ。
今日をどう過ごすかは、あなたが決めていい。全部こなさなくていいし、完璧じゃなくていい。ここまで来た自分を、まずそのまま認めてあげてほしい。
今日も、自分のペースで。それだけで、きっと大丈夫。
#水曜日
#水曜日の朝
#週の真ん中
#深呼吸
#小さな休息
#自分のペースで
#心を整える
#やさしい時間
#穏やかな暮らし
#ひと休み
#本のある暮らし
#武岡出版
#武岡隆
#読書
#読書好きな人と繋がりたい
#茨木市
こういう時間は、特別なものではなく、
ほんの少し意識するだけで日常の中に生まれるのかもしれません。
忙しさの中で見落としていたものに気づくと、
時間の流れは少しだけやさしくなる気がします。
もし、こうした“静かな余韻”に少しでも価値を感じるなら、
ぜひ武岡出版の作品もご覧ください。






