RYU TAKEOCA BLOG
武岡 隆のブログ
本、活字、日本語、物語、記憶、時間。
日々の中でふと立ち止まったことを、武岡 隆の言葉で静かに綴ります。
どんぐりの帽子に刻まれた、うろこや輪の模様
どんぐりの帽子に見える部分は「殻斗」と呼ばれ、木の種類によって、うろこ状、輪状、とげ状と姿が異なる。実だけでなく帽子の表面を見ると、足元のどんぐりと、それを実らせた木とのつながりが…
続きを読む「雨模様」が映す、降る前と降り始めた空
「雨模様」は、もともと雨が降りそうな空を指してきたが、いまは雨が降っている状態にも使われる。一語の中に並ぶ、傘を開く前と開いたあとの空を考える。
続きを読む校正紙に押す「校了」の二文字
校正紙の「校了」は、修正が終わったことを記録するだけではない。その先の製版や印刷へ進めてよいと伝え、一枚の紙を次の工程へ引き渡す印でもある。
続きを読む読み終えた本の目次を、もう一度ひらく
読む前の目次は、これから出会う内容を順番に知らせる。読後に同じページをひらくと、章題とページ番号は、本全体の重心や自分の読み方まで示し始める。
続きを読む「時々」の「々」は、同じ音を繰り返さない
「々」は直前の漢字を重ねる記号だが、「時々」は「ときとき」ではなく「ときどき」と読む。文字の反復と、実際の読みの変化を分けて考える。
続きを読む雨のない朝、草の先に露が並ぶ
朝露は、空から落ちてきた小さな雨ではない。晴れて風の弱い夜、草の表面が冷え、そこに触れた空気の水蒸気が水滴へ変わる。その生まれ方を見ていく。
続きを読む登場人物ごとに「知っていること」をAIで分ける
草稿の整合性を確かめるには、事実を並べるだけでは足りない。誰が、いつ、何を、どこから知ったのか。AIに根拠箇所とともに整理させ、人物の台詞や行動へ知識が早く入り込んでいないかを見る…
続きを読む防虫剤の箱にある「ほかの種類と併用しない」理由
ナフタリンやパラジクロルベンゼン、しょうのうは、異なる成分が混ざると融点が下がり、液状になることがある。「併用しない」という注意は、効き目ではなく固体の変化を警戒している。
続きを読む読みかけの本にも使える「まだ読んでいない」
「その本、読んだ?」と聞かれたとき、すでに何ページか読んでいても「まだ読んでいない」と答えることがある。その否定が示しているのは、読書という動作の有無ではなく、会話が求めている到達…
続きを読む草稿を一文手前で止め、AIに続きを予測させる
場面の続きとしてAIが挙げた複数の一文と、実際に書いた展開を比べる。確かめたいのは正解ではなく、草稿が読者をどちらへ向かわせているかである。
続きを読む新しい記事をメールで受け取る
武岡 隆の新しい文章が公開されたとき、メールで静かにお知らせします。
登録料・購読料はかかりません。メールアドレスはブログ更新通知のためだけに使用します。いつでも解除できます。


